出産を無事してベイビーと新たな生活を始めて幸せな時間を過ごしていたのもつかの間、またすぐに仕事に復帰しなければいけない。この子を何処に預ければいいの(涙)? これが、私の第一子の子育て中の思いでした。アメリカでは多くのママが3カ月から6カ月の間で仕事に復帰するようです。勿論、各自の体調、環境、仕事内容にもよるとは思います。

私は長女の時はHome Careでお世話になり、次男の時はDaycareの施設に預け、長女の時は3カ月産休の4カ月目から、次男の時は4カ月産休の6カ月目から預けました。

 

デイケア探しいつ始める?

まず、カリフォルニアでは人気のDaycareはすぐに満員になると聞いたので、早めに探し始めました。妊娠の安定期に入った5-6カ月目には近くのDaycare、Home CareをYelpなどのReviewを見ながらエクセルにリストして、時間、ランチ有り無し、家と会社からの距離、レビューのレートをリストアップしました。そして、それぞれに連絡をして3~4件に絞って見学をしに行きました。子供が実際に産まれていないとWaiting Listの登録もできない所もありましたが、早めにリサーチするのは良かったと思います。

見学中のポイント

最初の見学は何を見て何を質問すればもよく分かりませんでしたが、以下が見学中に確認できる内容かと思います。

Full TimeのTuition。Full time careが無い所もあるのでFull-timeがあるか、またその毎月の料金をまず確認。予算外だとその時点で却下。見学に行かないと授業料を教えてくれない所は大体高かったです。

先生とBabyの数。現時点でのカリフォルニア州での規則は新生児は1人の先生につき4人までが規則のはずなので、クラスに何人の先生がいて何人の生徒がいるか。一人に良いケアーができているかを確認しました。

どうやってミルクを持って行くか、飲ませてくれるか。通常は凍らした母乳を持っていけば、温めてあげてくれて、粉ミルクの場合は哺乳瓶に入れたのを持って行っていけばそれを温めてあげてくれるはずです。新生児の場合は家でやっているスケジュールに合わせて飲ませてくれるはずですが、そうでない場合は自分の子に合か考える必要があると思います。

ナップタイムのルール。好きなタオルケット、ぬいぐるみ、おしゃぶりなどを持っていけるか。新生児の時は安全性の点からクリブに何も置かないのが原則ですが、お昼寝以外の時やガイドライン内で本人が安心できる物を家から持って行けるとちょっと親も安心します。かたくなにノーと言われると、ちょっといい気がしませんでした。

ランチは出るか、出るならどんなメニューか。離乳食中期から後期くらいになれば、施設で出るランチにしても安心になる時期かと思います。ちょっとした離乳食ですが、毎日パックして持っていくのは結構な手間。ランチが出るならラッキー。でも、アメリカなら特に気になるのがメニュー。できるだけ健康そうな内容か。冷凍食品だけ、とかビザ、ハンバーガーみたいなメニューの場合なら、家から持って行った方がいいのかな。。とも思ったりするので、ランチが出るならメニューももらって確認。本人に合わなくて便が緩くなったるするなら、結局家から持っていくようになると思います。また、家から持っていくと食べ残しを見れるのでどれだけ食べているか把握する事もできる利点はあります。個人的には2歳くらいまでは家から持っていけばいいかなと思いました。

年間ホリデースケジュール。大体アメリカのナショナルホリデーに一致したスケジュールで園もその時はCloseすると思いますが、それ以外でもTeacher Dayとか年末の休園とかもあったりするので、仕事のスケジュールも兼ねて把握すると良いと思います。

どのケアにする?

まず、どの選択肢をとるか悩みました。ナニー?ナニーシェア?ホームケア?Daycare?

自宅に来てもらうナニーのオプションはフルタイムで働く場合には高すぎるので辞めました。ナニーシェアも、同じタイミングで子供がいる人で、時間や価値観の会う人グループを探して、ナニーさんを探してっという手順はハードルが高そうだったので却下しました。

なので、ホームケア(お家で個人的に何人か面倒見てくれるスタイル)かDaycare施設で探す事にしました。両方を経験してみて、人や施設で全く状況は変わると思いますが下記が個人的な感想です。

ホームケア:

利点

値段が施設より安めな事が多い。

人が良い人であれば個人的な意向を伝えやすい。ニーズによりそってもらえやすい。

本人の性格や特徴を理解してもらえやすい。

病気ルールの基準がゆるい場合が多い。

難点

一日の記録はしっかり記載されない場合が多い

ほぼ一人か家族のメンバーでケアされているので第三者の目がない

きっちりしたスケジュールや教育の内容がない場合が多い

デイケアの施設:

利点

アプリなどで食事、おむつ交換、お昼寝時間が全て記録され通知される。写真やビデオも送られてくるので状況が分かりやすい。

スケジュールはガイドライン通りなのでしっかりしている

先生が数名いるので、第三者の目がある。

難点

ガイドラインに沿っている分個人のニーズを伝えにくい、却下されやすい。

先生が頻繁に交代のシステムの場合、本人の特徴を理解してもらいにくい。

値段が高い場合が多い。

病気ルールの基準が厳しい場合が多い。

長女の時は会社の人から聞いて良いホームケアの方が見つかったので良くケアして頂きました。ただ、場所によってはホームケアでも良くない噂を聞くところもあります。仮にホームケア内で問題のあるケアをされている場合、第三者の目がない環境というのは心配な点もあるな、と感じました。その点、施設は先生が複数いるので1人の先生が良くない行動をしても、他の先生から指摘されるという利点はあるかなと感じました。また、ホームケアは基本的に1人の人が4人くらい、アシスタントがいれば追加数名といった感じで、ケアしてくれる方が固定しているので毎日の状況を聞いたり、新生児の時にお願いしたい細かい事(ミルクを飲ませるタイミング、好きなお昼寝アイテム)などを伝えやすいとは感じました。施設だと、先生が違ったり、人数も多かったりであまり個人敵なニーズは寄り添ってもらえない感じがしました。場所によっては、それはできませんときっぱり断られるところも。。また、子供はすぐに鼻水が出たり、ミルクをちょっと吐いたり、お便がゆるかったりとします。感染する、熱があるなどの明らかにやばそうな症状なら分かるのですが、新生児や幼児のあるあるですぐ、家に帰されてしまうのも困ります。ホームケアだとそこのルールがちょっとゆるいかなと感じました。これも、全く施設やケアする方によるかもしれませんが。

次に気になるのは一日の記録。特に新生児だとその日にどのくらい寝て、どのくらいミルクを飲んで、いつ便をしたかと気になります。私は個人的にノートを持ってい行って記載してもらうように頼みましたが、日によっては最後に記録している時もあって(恐らく忘れてたのでしょう。)、施設ほどしっかりした記録はされていません。

2歳に近づいてくると大分話したり、色々なアクティビティーが出来るようになりますが、ホームケアーの場合は教育系のアクティビティーはほぼない場合が多いかと思います。場所によってはビデオなどお見せて時間しのぎの場合も。

その点、施設はそれなりの教育カリキュラムがあるので、お絵描き、ABC、歌、など色々なアクティビティーをしてくれます。

と、上記が私が経験した3つのInfant Careの感想です。

バックアップ

さて、フルタイムで見てくれるケアを探す事が出来たとしても子供の体調が悪かったり、残業をしなければならない場合にヘルプが必要になるかと思います。

子供が早退した時に、休めるような会社なら良いですが、それが何日も続く場合、家で面倒を見てくれる家族がいない場合はバックアッププランも合った方が安心です。その場合はベビーシッターさんに来てもらうなど。私もいざとなった時に頼めるシッターさんを探しておいてどうしても仕事が休めない時や残業になる日はシッターさんに頼っていました。なので、FullーTimeのデイケア以外にもバックアップを考えておくのも良いかもしれません。

可愛い我が子を預けて仕事に戻るのはかなりのHeart Break。特に一人目は要領もまだよくなかったので毎日が本当に辛かったです。でも、その時に本当によくして下さったHomecareの方やDaycareの先生に感謝です。安心して預けれる場所が見つかれば、仕事にも復帰できて家との切り替えもできたりして良い事も。皆さんの仕事復帰、Daycare デビューがスムーズでありますように!