アメリカで生活するのにまず大きな違いは健康保険のシステムではないでしょうか。

日本では風邪を引けば近所の病院に行ってお薬をもらい、大したお金を払わず帰ってこれますが、アメリカでは違います。

アメリカの健康保険の種類とシステム

アメリカでは多くの人が雇用主提供の保険に加入します。雇用先で提供されている保険に入るということになります。もし、雇用されていない場合は個人向けの保険に加入する事が多いです。この場合は、少々割高となります。

まず、仕事が決まるとそこで保険の加入手続きがあります。本人のみか、家族も加入するか、その他にプランのオプションがあれば、どのプランにするかなどです。

そうすると、給料から自動に毎月の保険料(プレミアム)を引かれます。

この保険にはNetworkというのがあります。この保険が使える病院やドクターの事です。このNetwork内のドクターに行くと安めで、それ以外のドクターだと高めに支払う必要があります。ですので、保険が決まると何処の病院で診察を受けれるか、どの治療で自己負担はどれくらいか(Deductible)をざっと確認します。

子供がいる場合は小児科(pediatric)のドクターの予約を入れて今後のチェックアップの準備をしておくといいです。大体、各診察を受けるのに$20、時間外や週末のUrgent Careだと$40くらい支払っています。

子供が風邪っぽい、感染していそうな時にはまずこのドクターの予約の空き時間をOnlineなどで確認して予約します。もし、その担当のドクターが空いていない時は他で空いているドクターがいればそのドクターを選択します。

日本のように、とりあえず病院に行けば診察してもらえるという仕組みではありません。予約なしにWalk-inで診察してもらえるのはUrgent Careとなります。

Urgent Care(アージェントケア)の使い方

Urgent Careはとりあえず、症状を抑えるのを目的として使用する感じです。取り合えず痛むので、診断を受けて処方してもらう。咳が酷くて苦しいので取り合えず処方してもらう。等、すぐに主治医の先生の予約が取れない場合、時間外(平日の5PM以降や週末)に対応してほしい場合です。その後も症状が続く場合は主治医の先生に予約をとってその後の治療のプランを立ててもらいます。

また、子供がDaycareや小学校に行っている場合は目が赤くなるとPinky Eyeかもしれないといって家に帰されます。これは感染症の疑いがあるので、ドクターの診察記録で感染症でないことを照明する必要があります。これがないとDaycareに戻れません。こういった場合もその日のうちに診察を受けて、次の日にはDaycareに戻りたいのでUrgent Careを使ったりしていました。

子供の調子が悪くなると焦りますし、すぐに行動しなければならないので、事前に調べて何か起こった時に安心して対応できるようにしておくのがお勧めです。

 
 
 
 
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